厳島神社（いつくしまじんじゃ）Itsukushima Shrine

　広島県ひろしまけんの厳いつく島神社しまじんじゃは、瀬せ戸と内海ないかいの入いり江えに建たてられた神社じんじゃです。神社じんじゃのある場ば所しょのめずらしさ、歴れき史し的てきに貴重きちょうな建物たてものの様よう子す、神社じんじゃとその前ぜん後ごにある海うみと山やまが美うつくしい風景ふうけいを作つくり出だしていることなどの理り由ゆうで、1996年ねん（平成へいせい8年はちねん）に「世せ界かい遺い産さん」の文ぶん化か遺い産さんとして登録とうろくされました。

　厳いつく島神社しまじんじゃは、広島ひろしま市しの西南せいなんにある、瀬せ戸と内海ないかいに浮うかぶ厳いつく島しま（宮島みやじま）にあります。高たかさが約やく16メートルもある大鳥おおとり居いと、朱色しゅいろに塗ぬられた神殿しんでんが有名ゆうめいです。

　平安へいあん時じ代だい（794～1192年）に、建物たてものの作つくり方かたとして「寝殿造しんでんづくり」という方法ほうほうで作つくられた建物たてものがたくさんありました。

　厳いつく島神社しまじんじゃも、寝殿造しんでんづくりの影響えいきょうを強つよく受うけた建物たてものです。

　本殿ほんでん、平ひら舞ぶ台たいなど様々さまざまな部ぶ分ぶんからできており、廻廊かいろうと呼よばれる長ながい廊ろう下でつながっています。

　厳いつく島神社しまじんじゃは、平安へいあん時じ代だいよりももっと古ふるくからある、信仰しんこうの島しまです。

　1400年ねんほど前まえに建たてられ、平安へいあん時じ代だいになって、平清盛たいらのきよもりにより、今いまのような姿すがたになったといわれています。

　大鳥おおとり居いの前まえには、海うみが、神殿しんでんの後うしろには神かみが住すむとされる弥み山せんがあり、たいへんすばらしい風景ふうけいを見みることができますので、観光かんこう地ちとしても有名ゆうめいです。

　最近さいきん、2019年ねん（令れい和わ元年がんねん）6月ろくがつから行おこなっていた大鳥おおとり居いの改修かいしゅう工事こうじが終おわりました。

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Itsukushima Shrine 

　Itsukushima Shrine in Hiroshima Prefecture is a shrine built in an inlet of the Seto Inland Sea. It was registered as a “World Heritage” cultural heritage site in 1996 for the rarity of the shrine’s location, the historically valuable architecture, and the beautiful scenery created by the shrine and the sea and mountains in front and behind it.

　Itsukushima Shrine is located on Itsukushima (Miyajima) Island in the Seto Inland Sea, southwest of Hiroshima City. It is famous for its 16-meter-high Otorii (Grand Gate) and its vermilion-painted temple.

　During the Heian period (794-1192), many buildings were constructed using the Shinden-zukuri style of building.

　Itsukushima Shrine is another building that was strongly influenced by the Shinden-zukuri style. It consists of various parts, including the main hall and the flat stage, connected by long corridors called kairou.

　Itsukushima Shrine is an island of faith that dates back even further than the Heian period.

　It is said that the shrine was built about 1,400 years ago, and that in the Heian period (794-1192), it was transformed into its present form by Taira no Kiyomori.

　The shrine is also famous as a tourist attraction because of its spectacular view of the sea in front of the Otorii gate and Mount Misen, where the gods are said to reside, behind the temple.

　Recently, renovation work on the Otorii, which began in June 2019, has been completed.