民話と昔話（みんわとむかしばなし）

れい

民みん話わと昔話むかしばなしはとても似にた言葉ことばですね。

　民みん話わというのは、比ひ較かく的てき新あたらしい言葉ことばです。

　1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）に日に本ほんが第だい2に次じ世せ界大戦かいたいせんに敗やぶれた後あとにできた言葉ことばとされています。

　民みん話わに似た言葉ことばに、昔話むかしばなしという言葉ことばがあります。

　民みん話わと昔話むかしばなしは、両方りょうほうとも昔むかしから人々ひとびとの間あいだで、語かたりつがれてきたお話はなしということでは、よく似にた意い味みがある言葉ことばです。

　しかし、少すこし意い味みが違ちがうところがあります。

　昔話むかしばなしは、「むかし、むかし、あるところに」というように、時ときや場ば所しょや人物じんぶつがきちんとわからないまま語かたりつがれてきたものが多おおいです。

　それにくらべて、民みん話わは、ある程度ていど、どこの、だれのお話はなしか、最初さいしょにきちんと説明せつめいされていることが多おおいです。

　岩いわ手て県けんの民みん話わや兵ひょう庫ご県けんの民みん話わというように、どこであったお話はなしかわかっていることが多おおいです。