みくのふしぎなピアノ(3) 

ものがたり

「うん。でも、帰かえり道みちがわからないの。」

「あそこにあるわ。」

チョウがさす方ほうを見みると、チューリップの門もんがあります。

「ありがとう。」

「さいごに、名な前まえおしえてよ。」

「みくよ。」

「ぼくたちは、チューリップのチョウです。」

そして、チョウはちょっとかなしそうに、下したをむきました。みくも、下しをむきました。

「じゃあ、いろいろありがとう。チョウさん。」

「いいえ、それより、みくさん、元げん気きでね。」

 みくは、門もんに走はしって行いきました。すると、白しろいグランドピアノがおいてありました。

(あっ、そのピアノ、わたしの…。)

 みくは、そう思おもいました。すると、うしろに、さっきのチョウがいました。門もんまでおくろうとしたのでしょう。チョウが言いいました。

「ねえ、さようならする前まえにピアノのきょくひいてくれる?」

みくは、

「ええ、いいわよ。」

と、言いって「きらきら星ぼし」をひきました。

「ありがとう。」

(つづく)

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