かず
ねえ、つばささん、質問があります。
つばさ
何ですか。かずくん。
かず
この「日本」という字は、なんと読むのが正しいのですか。
れい
わたしも、不思議に思っていました。「にほん」ということもあれば、「にっぽん」ということもあるでしょう。
つばさ
いい質問ですね。「どちらも正しい」というのが、答えです。でも、多くの人は、「にほん」と「にっぽん」を使い分けています。
れい
使い分けって、どういうことですか?
つばさ
日本橋という橋があります。これは、何と読むと思いますか。
かず
ぼく知っています。にほんばしでしょ。
つばさ
その通りです。でも、それは、東京の中央区にあります。実は、もう一つ、日本橋という橋が大阪市にあります。でも、この橋は、にっぽんばしと読みます。
れい
同じ「日本橋」という漢字なのに、「にほんばし」と「にっぽんばし」と、読み方が2つあるのですね。おもしろいですね。
つばさ
そうなんです。日本という漢字は、その言葉を使っている場所や会社などによって、読み方が決まっているのです。日本大学や日本航空、JR東日本、日本マクドナルドなどの学校や会社は、「にほん」を使っています。
かず
では、「にっぽん」を使っている学校や会社などはありますか?
つばさ
日本歯科大学や日本体育大学などの学校、全日本空輸、日本郵船、日本電気などの会社は、「にっぽん」を使っています。
つばさ
ところで、お金も「にっぽん」か「にほん」か、どちらかの読み方をするのですが、どちらの読み方をすると思いますか?
かず
わかりません。何かヒントはありませんか?
つばさ
お札を用意して、そこに、NIHONと書いてあれば、にほん、NIPPONと書いてあれば、にっぽんと、読みます。
れい
わかりました。調べてみます。今日は、いろいろ教えていただいて、ありがとうございました。
つばさ
どういたしまして。また、わからないことがあれば、聞いてくださいね。
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